【R15作品】ろりむま 12 円環 ―キュクロス―

「見たこともない男」が脳裏に現れ「不気味に笑っていた」のを見て昏倒してしまったミロス(ろりむま 11話)

ジュディはミロスの父のオルコンにそのことを告げ、注意して欲しいと頼みます。

果たして、危惧していたことは起きてしまいました。

白昼夢のごとく「不気味に笑う男」がミロスの前に現れ「貴様はなぜ壊れない」と言いながら迫って来ます。

再び倒れてしまうミロス。オルコンは医者や魔術師を呼びます。

ミロスの母プラネテイアによるとミロスは幼少のころ大病を患ったことがあるという。

自分には何か出来ることはないのかと焦燥に駆られるジュディ。

その時、ジュディの姉であり師でもあるムーサ・カリオペから声が届きます。



・ミロスは致命傷を受けているがなぜか生き永らえている

・しかしいずれ体力が尽き息絶えるだろう

・救うにはミロスに致命傷を与えている「悲しみ」を排除する必要がある

・その場所は人間が干渉することが不可能な場所で、到達するにはジュディが夢魔としての力を顕現させる必要がある



「喜び」やら円環やら難しいことを言われたジュディですが、ミロスを救いたいという思いで“変身”します。

身体は医者に治して貰うことにして、自分はミロスの心を治しに行く、と。

ムーサの名にかけて必ずミロスを救うと。



そして「その場所」で、アンチメア・デイノスとの戦いが始まります――



基本CG25枚

文字有り25+文字無し差分25+文字無し紹介画像1+後書き1

で合計52枚



※本作品は「ろりむま 11 祝いの日の朝に」の続きです。

※本作品は【R15作品】です。性行為の描写はありませんが、ヌード等の描写と、バトルとしての暴力表現の描写があります。

※本作品はCG・イラスト集ですが、全編にわたり「漫画形式風のCG・イラスト集」となっています。

これら点をあらかじめご了承下さい。

名前:ジュディ・モード-ファイノメノン

種族:夢魔

ジュディの夢魔としての力能が喜びによりひろがり現れた姿。本来は誰も干渉出来ない人間の夢に干渉することが出来る。夢は夢魔の力である。

しかしその場に干渉すると、たとえ肉の身体が不死であろうと砕かれた場合帰ってこられなくなる。

詩歌の女神ムーサ達の聖地であるエリコーン山で日々詩と音曲の修練に励んでいたが、師でもあり姉でもあるカリオペのすすめで山を降りた。

吟遊詩人として放浪していたが、イリオンに定住することに決める。

名前:デイノス

種族:アンチメア

夢魔と同じく人間の夢に干渉でき、人間の「過去の有用な効果を現在にまで引き伸ばす能力」を破壊する生命体。

この能力を破壊された人間は、一般に記憶喪失と呼ばれる障害を発症したり、精神に支障を来たす。記憶そのもの(過去)が破壊されているわけではない。

しかしアンチメアにこの能力を壊され続けた人間は、やがて死に至りその人間の「夢」も墜落する。

「悲しみと否定の生命体」であり喜びと肯定を破壊する。夢魔も破壊出来る。

しかしごく稀に人間との共存を模索するアンチメアもいる。



デイノスはミロスに取り憑いたが、なぜかミロスのこの能力を破壊できず、しかも死なないことに気付きミロスに悪夢を見させジュディをおびき寄せた。

ジュディが不死の原因だと思ったのである。

風呂屋一家

種族:人間

オルコン:イリオンで風呂屋を営む店主。ジュディをセイレーンと勘違いし、歌声で客を呼び寄せようとするために雇う。

プラネテイア:オルコンの妻。ミロスとミロスの姉の二人の子がいる。姉は既に他家に嫁いでいる。

ミロス:オルコンの子。風呂屋ではマッサージを担当する。なぜか死に難くなっている(デイノスは完全な不死だと勘違いしている)

名前:カリオぺ

詩歌の女神ムーサ九柱姉妹の長女。ジュディの教育を担当していた。謹厳実直な性格。

(一)イリオン

聖都イリオンと呼ばれるイリオス地方の都市国家。その城壁は神々が建造したという。

「ろりむま 12」の年代は恩寵紀元前1700年から1500年頃。



(二)エリコーン山

詩歌の女神ムーサ達の聖地。イリオス地方にある山。ジュディの出身地。

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