君にささめく、塚松さん。 -じゃあ、マスク外して『ナマ』の声聞いてみる?-

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2024年04月27日 00:00

作品情報

サークル 妄想研究所 発売日 2024年04月27日
形式 ボイス 体験版
価格 1,650円 備考

タグ情報

バイノーラル/ダミヘASMRおもちゃ学校/学園
ラブラブ/あまあま手コキ中出しオホ声

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作品概要

君にささめく、塚松さん。 -じゃあ、マスク外して『ナマ』の声聞いてみる?- [妄想研究所]

俺たちの青春はマスクと共にあったと言っていい。

同中の友だちも、進学してから仲良くなったクラスメイトも、先生も、好きになった女子もマスクをつけていた。

こんな時代じゃ好きな子の素顔も拝めない。だって素顔は “センシティブ情報” 。

素顔を見せるのは恥ずかしい──それが当たり前だった。

だから俺が『声フェチ』になったのもきっと自然なことだろう。



ここ最近はマスクを外す人も出てきたけど、俺の好きな子は相変わらずマスクをつけていた。



「しょーがないじゃぁん。マスクしてんだからさー」



俺の好きな人の、クラスメイトの塚松さん。

声が小さい塚松さん。

マスクをつけてて余計に聞こえづらい塚松さん。

声が小さくてしょっちゅう聞き返される塚松さん。



でも、俺はそんな塚松さんの声が好きだ。

聞き取れるようにと顔を寄せて囁くように話す仕草が好きだ。

小さくても、マスク越しでもよく分かるコロコロとした表情豊かな声が好きだ。

負けず嫌いですぐマウントを取りたがるのに幸せな気分にされられる天才的な声が好きだ。

微笑んだり驚いたりするときに眼鏡ごしに見える大きな瞳が見開いたり細められるのが好きだ。

瞬きをするだけで窓から差し込む日差しで作られる長いまつ毛の影がバッサバッサと動くのが好きだ。

好奇心旺盛で、知らないことがあると目をキラキラとさせて必死に「教えて」と懇願してくるのが好きだ。

周りが騒がしいと「声が通らない」と静かなところで二人っきりになろうとする隙だらけなところも好きだ。

素顔は知らない……けど、とにかく塚松さんの声が好きだ。

塚松さんのことが──大好きだ。



あぁ、マスク越しじゃなくて直接声を聞けたらどんなに嬉しいだろう。

塚松さんの素顔を見ながら、表情豊かに動く唇から発せられた音を聞けたなら、どんなに幸せだろうか。

一度でいいから、素顔が見てみたい。

朗らかに笑うときの表情を一度でいいから拝んでみたい。



あぁ、塚松さん。

俺は多くは望まない……

だから、素顔が見れなくてもこうやって会話をしてくれるなら、

こういうちょうどいい関係のままも悪くないな。



そう思っていたのに。

いつものように、囁くような声を聞いて密かに“勃起”させていただけなのに。



「じゃあ……マスク外して、生の声聞いてみる?」



そう言って、塚松さんはマスクを外して微笑んでみせた。

君にささめく、塚松さん。 -じゃあ、マスク外して『ナマ』の声聞いてみる?- [妄想研究所]

放送部である塚松さんに連れられて放送室へ。

目の前にはマスクを外した大好きな子のご尊顔があった。

照れて口元をニへらとさせて頬をほんのり赤く染めてて、

鼻は小さくツンとしてて、唇も薄くてほんのりピンク色。いや顔かわいすぎんか?

なんでこの顔を大きな眼鏡とマスクでずっと隠してるんだ!



「まじかー。……自分の声、コンプレックスだったから……嬉しい」



口を尖らせてもにょもにょとさせて、もにょもにょとした喋りをする。

この声が、本当に塚松さんの口から発せられている事実が感動的だった。

てか喋り方もかわいすぎる。あのコロコロとした声は表情豊かな口元から生まれていたのか…。



大好きな子の、塚松さんの素顔が見れたことがエグいくらい嬉しい。

でも何より、素顔が“センシティブ情報”なこの世の中で『素顔を見せてもいいと思うくらい気を許してくれている』というのが一番嬉しかった。



素顔も見れて“推しボイス”も聴けて大喜びでガチガチに反り返るイチモツ。

整った顔でホゲーっと股を見つめる塚松さん……う、近い……。



「こんなになっちゃうんだ……うぁ、えぐー……」



大きさを確かめるみたいにちんこの裏に手のひらを回す。

塚松さんの素顔が間近に見れて、口元を耳に寄せて囁かれて、

腕を抱くように身を寄せられて……あっ、塚松さんおっぱいやわらか……結構おっきいんすね……。



指輪っかでちんこの一番太いところをすりすりしながら、

「声を好きって言ってくれてありがとうね」

と少し困ったような、切ない顔で俺の顔を見つめてくる。



「さっきから嬉しすぎてさ……もう、なんでもしたくなる。

 なんでもしたい。喜んでくれること全部したげたい」



俺の表情や声、ちんこの反応を見ながら指の本数やストロークの長さを研究熱心に変えて観察してくれる。

顔面が良すぎる上に“推しボイス”で囁かれて、まだ校内に人がいる状況で感謝手コキされる背徳感と幸福度エグすぎ……。



初めて見た精液に興味津々に手を持ち上げて、糸を引いて粘性高く垂れ落ちる様子を楽しそうに観察する塚松さん。

やめて、俺の顔と見比べないで……。

別に粘度は気持ちよさや興奮度合いと比例しな……くはないですね、ハイ。



「射精した過ぎて、わけわかんなくなっちゃった?」



…………はい。

素直になってクラスメイトの女子に甘えるの……最高に最低で、幸せだった。

君にささめく、塚松さん。 -じゃあ、マスク外して『ナマ』の声聞いてみる?- [妄想研究所]

俺が『声フェチで、推しボイスだ』と伝えてから段々と積極的になってきた塚松さん。

今日は“秘密共有”──Hなおもちゃを持参し合う会が開催された。

てか塚松さんおもちゃ持ってるの? このピンクロータに、白い棒はバイブですか?

『ちっちゃいでしょ』と自分がスケベなことを否定したそうな顔。

へえ、これが塚松さんのお腹の中に……。………………。



「あっ、いまお腹見たっ。どこと見比べてるのーえっちーっ」



いや見るでしょ……。

お返しとばかりにオナホを広げてみて「うぁ〜」と呟いてる。

あ、俺の顔と見比べやがった。こいつ……。

んじゃ、さっそくおもちゃ交換してお互い使い合いっこしてみようか。

ってうわ、おまんこやわらか……。



「や、柔らかいっていうなーっ、感想いうの禁止っ……!」



いやだってここマジで………ってか塚松さんの反応良すぎる。

こっちがアクションを起こせば即座に可愛い声でレスポンスくれるのマジでちんこにくる……。

できれば塚松さんと付き合いたい……けど、きっとこの声聞けるのは俺だけ。

こんなん実質付き合ってるみたいなもんだろ。

あれ。どうしたんだろ必死に腕にしがみついて。

『あの、あのあの』ばっか言ってちゃ何もわからんのだけど……。



「ぁゃばぁっぃくっ♪ ……ィクィㇰィㇰッ……♪♪」



耳元で塚松さんが蚊の鳴くような声で呟いてガクガクと震え始めた。

…………い、いやまさかな? だってまだ1分も経ってないし。

ただ押し当ててるだけで“推しボイス”のイキ声聞けるわけないよな?



「ぅっ、ぅそだっ、ぅっ……っ……

 ……ッく……ぃくっ…………っくぃくィㇰィㇰ……♪」



再び破裂音のような鳴き声が鼓膜に流れ込んでくる。

いやいや。……まじか?

塚松さんのマンコってめちゃくちゃちょろいのか? あ、またイッた……。

ヤバいすごい自尊心高まってチンポがバキバキになる。

こんなんほぼ“俺のもの”みたいなもんだろ……。



イッた?と聞くと、小さい口をいっぱいに尖らせて「そっちだってわかりやすいじゃん」とムキになってオナホをごしごし……あ、またイッた。



ダメだ、塚松さんのイキ声聞くと釣られてイキそうになる……。

ヘタな言葉責めよりも耳元で「ィㇰィㇰっ……」って言われるほうが興奮する。

今なら勢いに任せてチューをしても許されそうな気がするな……ヨシ!

アレからというもの、一層塚松さんの声と表情の虜になってしまった。

ただでさえ“推しボイス“だったのに、“推しボイス”の自覚が芽生えた塚松さんはしたり顔で自信満々な表情してくれるし、からかうときも含みを持たせたみたいな幅を使ってくるようになった。



魅力を挙げればキリがないが、少し考えるだけでこんだけ出てくる。



・意地悪そうに、「どしたん…♪」とニタ〜ってするところ

・軽く口角をあげて、「ありがと」と優しく目元を細めるところ

・少しキザな表情をして、「してもろて♪」とお願いしてくるところ

・ぷすーっと口を尖らせて、「なにをーーー」と不満そうにするところ

・拗ねたときは小動物っぽく、「雑魚ぢゃんかァ」とへの字口で反撃するところ

・言葉責めするときは低い声で、「たまたま収縮しゅルっ」と俺の声真似するところ

・からかわれると少し怒ったように、「なんなん笑 も〜っ!」と笑ってくれるところ

・負けそうになるとキッと眉を吊り上げて、「私ばっかずるいんだが〜っ?」と唸るところ

・分が悪いときに強がってバレバレな声色で、「う、うん。そう、だね?」と上擦らせるところ



この前なんか、ニタニタ顔でシャトルランに合わせて手コキして、

「ざーこざーこ。雑魚ちんぽのくせに雑魚まんこ言うな」と煽り返されたし、

かと思えば「だぁいちゅき。ちゅきちゅき」と好き好き連呼して射精を煽ってきたり。

塚松さんに喜んでもらいたくてクリ吸引トイをプレゼントしたときは、使用感をレビューしながら耳元で瞬く間に(数十秒のうちに)二,三度とイキ乱れてくれた。

そんでそのあとはお返しとばかりに甘〜い言葉遣いでしっぽり抜き取られたりもした。(でもイクときはおもちゃを使ってわざわざイキ声聞かせてくれて、塚松さんマヂ天使……)



色んな表情をして、色んな声を聞かせてくれる。

それもこれも全部、素顔を知ってる俺だけ。

オカズの物々交換している仲の俺だけが知ってる塚松さんの生態だ。



╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋

 相性抜群のチンポで“20秒”も保たずに中イキして、

 俺が暴発するまで“7回”もイかされる雑魚まんこ塚松さん

╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋



そんな塚松さんと今日初めて休日に出かける。こんなんもはや休日デートじゃん。

塚松さんの私服だ……ガーリー系で髪もちょっとまとめてて、あれ、今日はコンタクトなんだね。



「たまには〜、ね? えへへ、タンスの肥やしになっちゃう」



瞳を隠すものがなくて恥ずかしそうにする姿も愛くるしい。

心なしかいい匂いもする……香水までつけて。

おめかしを褒めるとデヘデヘとする。でもどこかぎこちない感じ。

なに。

誤魔化すみたいに俺の服装を下手くそに褒めてくる。

なんなの。どういうことよ。

漫喫の個室に入ると、「プレゼントを用意してました」と照れ照れしながら俯き加減に言う。

なに。



「わかんないかも。わかるほうがすごいっていうか笑」

「でも、きっと興味はあると思うよ? 好きなこと、全部知ってるし」



……なに。なによ。

メッセンジャーバッグからおずおずと取り出された手のひらサイズのソレ。

開封しやすいように両端がギザギザになったソレ。

小さなソレを両手でつまみ上げて眼前に掲げて、心もとないソレで顔を隠そうとするが全く隠せられていない。

塚松さんそれってつまり…………。



「……いっかい、着けさせてもろても……?

 い、1回っ、……1回だけ」



人差し指を立てて下手くそなウインクをして提案してくる。

“着けさせてもらうのが目的です”みたいな言い方してるけどさ、塚松さん……こんなの完璧にお誘いじゃないですか……。



お互いがふわふわとした空気の中でまどろむようにキスをして、下着を脱いでシートの上で横になると、

「……結構、おもちゃで遊んだから、痛くないと思、う」

と、たははっと笑う塚松さん。塚松さんなりの精一杯の気遣いだ。

この空気感がとてもありがたい。



塚松さんの入り口は狭く、でもヒクヒクと収縮を繰り返してまるでチンコをぱくぱくと飲み込もうとするみたいにして、どんどんと奥へ誘ってくる。

挿入深度に合わせて塚松さんの声がゆっくりと力感のない艶っぽい声に変わる。

奥の赤ちゃん部屋まで到達すると口をパクパクとさせて「うごかない、で」と潤んだ瞳で懇願してきた。

……塚松さん。俺だって、塚松さんの言葉の裏はもうわかるよ。好きなこと、全部知ってる。



窮屈なのにいとも簡単に俺のちんこを受け入れてくれた、抵抗感を全く感じられない腟内を抽送とも言えないような動きで数度動かす。

少し動くだけで、大喜びしたみたいにうねうねと収縮する肉壁。

塚松さんの顔を見やると顎を引いて何かを堪えるようす。痛いのか……?

と………



「ァ……っ、も…………ぃっィㇰっ……♪」



途端、俺の肩口をぎゅうっと握って身体が震える。

中が“ぎゅうっぎゅうっ♪”と収縮して俺のチンポを甘く握りしめてくる。

小さな鳴き声でイく塚松さん。

中イキした……。

初めて入れたチンコで、軽く抽送しただけで、赤子の手をひねるようにあっさりとイッた。

塚松さんって中イキできるんだ、と思ったら「おもちゃ使っても中でイけたことなかったし……」とバツが悪そうに言う。

それって、俺のちんことの相性が抜群だって言いたいのか…?

たった“数回だけ”中で擦っただけだし、天性の上手さがあるわけじゃないし……。

俺のチンコがすごい良いってこと?と聞くと、首をふるふると振って「知らない」と駄々っ子の声色。

いやこれ絶対相性だよ、それ以外考えられないじゃん?



「……ゃ、やばいってえ……♪

 ぅ……運命っ…感じさせないで、っ……♪」



……なら、運命とかいう言葉を使って俺に期待させないでほしい。

運命や奇跡といったものを信じ込ませたくて、腰が余計に動いてしまうだろうが……!



続けて動けばまた芯の抜けた甘い鳴き声を漏らしてイッてくれる。

膣奥に感じる“シコリ”を押し潰すように揺らせば「ぁ゛…! ぅっお、おっ、おっ……奥、やバっぁ……♪」と聴いたことないような汚い嬌声で絶頂する。

最奥までねじ込んでチンポをムクムクとさせれば、その刺激だけで濁点混じりな声で、



「ぃっグ……ッグ、ぐっ……ゥゥぅッゥ……♪ ン゙ぉ……ぁ……♪」



と唸るようにイク。

適当な動きで簡単にイッてくれる……なんだこれ。多幸感エグすぎ。

愛おしすぎる。俺のチンコで容易にヨガる塚松さんが可愛くて仕方ない。

あの可愛い声ばかりを聞かせてくれた塚松さんが……

自分を保っていられないくらいに乱れて、低く汚い声を出して……

“推しボイス”の初めて聞くその声に、ここが漫喫だというのも厭わず腰を動きを大きくして、奥をグリッとさせてみっともなくゴムに射精する。

ポルチオを圧迫されながら膣奥で射精される感覚に、目をぎゅっと瞑って身悶える塚松さん。

絶頂を腟内で力強く感じ、オーガズムを連想させられてまた釣られてイキそうになるのを必死に堪えていた。



「い……いまの、やばかった……。

 ここ、ネカフェじゃなかったら……ガチイキしちゃったかも…っ……」



ヘラヘラと笑いながらとんでもない告白をする。

塚松さん……そんな次回に期待させるようなこと言ってさ……これで終わりだと思ってるんじゃないの?

塚松さん、お願い……もう1回……もう1回だけ……。



「…………」



「……んもぉ、ホント甘え上手なんだからぁ……」



やったー! 塚松さんのエッチ! 最高!

やれやれといった感じで了承してくれたかと思ったら、塚松さんは再びヘラヘラと笑い始める。



「実はァ……ふふ。家でちょっと、練習してましてェ……」



下手くそな作り笑いを浮かべてもにょもにょとする。

何の? と聞くと「スパイダー騎乗位……の?」と。……ん?

『わかる?』みたいな顔してるけど、いやわかるよそんなん……杭打ち騎乗位のことでしょ…………え? 塚松さん。え? マジ?



「期待しないでよー……」と笑うが、いやそりゃ期待するでしょ。てか動いてくれるの……? てか動けるの? そんなクソ雑魚マンコで……。



こちらの心配や期待をよそに、塚松さんは精子溜まりのできたゴムを面白そうに見つめている。

あれ、そういえば持ってきたゴムって一個だったような…………??

はて?





ま、えっか……。

君にささめく、塚松さん。 -じゃあ、マスク外して『ナマ』の声聞いてみる?- [妄想研究所]

====ファイル形式及びクレジット====



◯ファイル形式

 MP3 --- 48kHz/320kbps

 FLAC --- 48kHz/24bit



◯収録時間

 3:38:51

 ※SE無トラックは同梱しておりません



◯クレジット(以下敬称略)

 ─声の出演─

  塚松さん … 柴山ちず @chizu_sb

  安田さん … 縁側こより @koyoring54

  先生   … 奥川久美子 @okuck

  宮浜さん … 花風わんこ

  有瀬さん … みもりあいの @mimo_chorion

  室町さん … 一之瀬りと @1_rito

  優衣   … 森野めぐむ @mmegumu



 ─メインビジュアル・キャラクターデザイン─

  けんたうろす @kentauloss



 ─ロゴ・紹介画像・装丁・動画制作─

  天乃あまね @amane_amano_



 ─ディレクション協力およびボイス提供─

  森野めぐむ @mmegumu



 ─制作─

  菊津里市立妄想研究所 @circle_delusion





┃舞台テーマ「マスク社会×学校生活」



「娘が家以外でマスクを外したがらない。

 彼氏の前でも一度も外したことがない」



2022年。とある関西の長寿番組でこのようなエピソードを放送していました。

家族以外に自分の素顔は晒さずにクラスメイトと付き合っている。しかも彼氏の素顔も知らないのだという。

私の学生時代には考えられないような価値観に衝撃を受けました。



昨今、マスクのことは「顔パンツ」とも喩えられるそうです。[1]

番組でも女の子は「マスクを取るのが怖い」と話していました。

「素顔を見せたら幻滅させてしまう」と。

これが令和の中高生の恋愛事情……!



しかし、この子の気持ちはわかる。わかった気にはなっている。

とはいえ、いい大人になってから実際にそんな甘酸っぱい苦悩をすることはなく。今日もパソコンを眺めては、鼻をかっぽじって「がはは」と笑うだけ…無味である。



皆さんはこの女の子の話を聞いて、なにを思いますか?

可哀想? コロナさえなければ? 同情?



私は違います。端的に、心から叫びました、、、、、「羨ましい!!!」と。

葛藤。苦悩。もどかしさ。辛さ。甘酸っぱさ。

カラカラに枯渇しきったこの身体では二度と味わうことのできない青春を前に、喉を掻きむしるくらい悶絶しました。

コロナ禍で、平生とは違う青春を余儀なくされたであろう。自粛生活の苦しみも味わっただろう。

だが、羨ましい……!! 誠に身勝手で我儘で無配慮な感性だが、干からびた心はただそれを羨ましく思う……!!



だから、作ることにした。令和の恋愛を疑似体験するために、創作に手を染めたのだ。

そうだ私には創作というスキルがあるじゃないか。

ならば作ろう、令和の恋愛を。

そして味わおう、令和の青春を。



┃「マスク社会×学校生活」で躍進を遂げた『性癖』とは?



江戸の世──不便で決して豊かとは言えず、毎年のように襲う大火に家財を失う苦難を味わっていた、江戸の人々。

でも彼らは、来訪した欧米人が驚くほど幸福そうな表情をしていたようです。

彼らは、ただ空が青いことや四季折々の変化、時節に合わせたファッションや旬の食材を食べることなど「小さな幸せ」をたくさん感じて、貧しいながらも幸福に過ごしていたと言われています。



コロナ禍真っ只中である『マスク世代』の中高生もきっと同じでしょう。何かに幸せを見い出していたはずです。

では、いったい何に「小さな幸せ」を見い出したでしょう?

私はこう思います。



「 気になる子の“素顔“が見れること 」



今の10代にとっては素顔はもはや恥部のようなものです。

恥部は「隠したいもの」……の前に、「見たいもの!!!」です。

素顔が見れることはパンチラとかの「ラッキースケベ」に当たらずとも遠からずでしょう。

また、相手に素顔を晒すということは、特別な信頼を意味するのみならず「相手との関係性の進展を望む」ような行為とも言えるはずです。



コロナ禍で青春を過ごした10代にとって「マスク着用の学校生活」は当たり前ですが、だからこそ本音を言えば相手の素顔を見たいと願っているんじゃないでしょうか。[2]



本作のキャッチコピーである「じゃあ、マスク外して『ナマ』の声聞いてみる?」はここから着想を得て生まれました。



┃こじらせコンセプト「推しボイスのイキ声で暴発したい」



突然ですが皆さんは、「まだ全然イキそうじゃなかったのに不意に我慢できずに『暴発』した」経験はありますか?

私はある。あれはライブ配信を視聴していたとき……すみませんねやめましょうこんな暴発話。

さて、女の子のイキ声を聞くことでなぜ暴発に至ったのか? いくつか理由が考えられます。



 ・シンプルにエッチだから

 ・女の子がイッたことで謎の優越感と自尊心が芽生えたから

 ・女の子の絶頂に強い共感を覚えたから



私が推したいのは「強い共感を覚えた」です。

特に、昨今の音声作品のトレンドである「心情代弁」から紐解くに、女の子がイキ声を聞かせてくれることがあたかもこっちの感情にリンクして発露してくれたかのように錯覚することで、追いかけるように釣られるように後追いイキ(暴発)をしてしまうんじゃないでしょうか?!

この経験から、「おまんこ弱々で簡単にイッてしまう女の子に頻繁にイキ声を聞かせてもらって暴発を促されたい」という願望(コンセプト)が生まれました。



====クレジット紹介====



┃メインキャスト:「柴山ちず」さま



塚松さんの魅力を生み出す上で、演者の技術的な才能は欠かせません。

主演を務めた柴山さまは「塚松さん」という感情豊かなキャラクターを体現するために、声色や口調を巧みに変えて、塚松さんの心情を見事に表現してくださいました。

例えば、口を尖らせて不平を言うシーンではバツが悪そうにとつとつと話し、

ときには『ニタ〜♪』といやらしく喋る塚松さんを声の微妙な変化で見事に演じ分けていただきました。

特に塚松さんの解像度を高めてくれたのは「潰した声」です!

ショートケーキの“苺”のように、スイカの“塩”のように、濁声を随所に聞かせてくれることで、Hシーンの甘えた声の「どしたーん♪」が暴力的な威力を持たせられるわけです。



しかし、これらの表現の裏には柴山さまの計り知れない努力があります。

80時間に及ぶ収録・ディレクションやミーティング、設定資料集・KPTを元にしたプライベートでの丹念な仮読みといった、

プロジェクトへの献身的な姿勢が塚松さんというキャラクターの深みを増させました。

これらの努力は単なる技術的なスキルを超えた、作品への深い愛情と理解を示すものです。



その結果、塚松さんのキャラクターは『ただの文字』や『設定』以上のものになりました。

柴山さまの技術と献身的な努力によって、塚松さんは聴く人々の心に響く、生き生きとした存在になったのです。

この場を借りて、その才能と努力に心からの感謝を表します。

塚松さんを通じて、柴山さまの真摯な想いと技術が燦然と輝いています。ぜひ本編で、そのすべてをご体感くださいな!



┃イラストレイター:「けんたうろす」さま



塚松さんのご尊顔を目にして、一瞬にして恋に落ちた皆さん。こんにちは。

その気持ち、わかります。なにを隠そう私もその一人です。

もはや塚松さんのご尊顔はただのキャラクターデザインを超越し、「写実的な甘酸っぱい青春」を具現化した、けんたうろすさまの匠の技が光る『芸術』です。



──「塚松さんを“好き”になること」

それをビジョンとして掲げられた表紙イラストは、塚松さんの顔面にフォーカスする構図が取られました。

塚松さんの目元や口元の表情、マスクをズラして髪を掻き上げる仕草など、主人公が心の奥底で願い続けた「塚松さんの素顔」をその目で初めて見た瞬間を、印象的に語ってくれています。

まさに恋に落ちた瞬間──まるで初恋のようなときめきを感じさせます。



このビジュアルの鍵となる「マスク」「眼鏡」「くせっ毛」といった特徴を、どこか懐かしく、どこか新しい「青春の象徴」として蘇らせたのは、けんたうろすさまの繊細な筆致とキャラクターへの深い理解があったからこそです。

キャラクター設定資料を深く読み込み、そして塚松さんの内面と外見が一致するように瞳の輝き一つ一つ、髪の毛先のカーブ一つ一つに至るまで、細部にわたり丹念にそして愛情を込めて作品を創り上げました。



この作品に込められた熱量と愛情を、私たちは画面越しにでも感じ取ることができます。

けんたうろすさまの努力と才能によって、塚松さんは「ただのキャラクター」ではなく、「私たちの心に生きる存在」となりました。

こんな可愛い子を生んでくださって、本当にありがとう…ありがとう…!



┃デザイナー:「天乃あまね」さま



今回もデザインだけでなく、イラスト構図やメディア展開に至るまで、数多くのアドバイスをいただきました。

こちらの想いを汲んだデザインのみならず、いつもリスナー目線で「こうしたほうがわかりやすい」「きっとこういうのが聴きたいはず」などアドバイスをくださります。



本作のキャラクター設定資料や作品コンセプトに対するフィードバックを頂けたことは、作品及びキャラクターの解像度を高める大きな手助けとなりました。

キャラクターの魅力の伝え方・感じ方についても、そして「マスク」という着想も打ち合わせから生まれたものです。

(本作の打ち合わせだけで20時間超はお話しました)



塚松さんというキャラクターに合うように “フォント” を一からデザインされた情熱は、まさに作品への真摯さの表れです。

天乃さまの作品への丁寧な向き合い方にはいつも驚かされます。今回もありがとうございました!



┃ディレクション:「森野めぐむ」さま



ヒロイン「塚松さん」の魅力を最大限に引き出しているのは、ディレクション担当の森野さまの手腕に他なりません。

森野さまは『キャラクターの深層心理』や『作品コンセプト』を解析し、いつも演者が理解しやすい形に言語化してくださります。



「塚松さんはなぜここで戸惑うのか?」「照れるにしても“どういう種類の照れ”か?」

といった感情の細かなニュアンスまでをも読み解き、ときにはご自身で演じて解説くださいます。

このディレクションが、塚松さんを「ただのキャラクター」から「皆さんに愛される生き生きとした存在」へと昇華させました。



塚松さんの『声』だけでなく、『心』を形作る過程での森野さまの役割は計り知れないものがあります。

ぜひ本編を通じて、森野さまのディレクションがもたらした塚松さんの魅力と作品の深みを体感してみてくださいな!







今回もたくさんの人に支えられて作品が誕生しました。

新たに迎える「学園シリーズ」をどうぞよろしくお願いします!





[1]-10代女性の61.4%がこの言葉に共感しているように、繊細な感情を持っている若者にとってマスクは単なる健康や衛生を守る道具ではなくなってきています。

[日本インフォメーション(2022)「~マスク生活が長期化した今を読み解く~ マスク着用の意識・行動調査」]



[2]-全世代の中で「相手がマスクを“着用していない”ほうがよい」と答えた割合が一番高かったのは男女ともに“10代”でした。しかし反対に、「今後もマスクを“着用し続けたい”」と答えた割合が世代・性別で最高値となる52.0%に及んだのが “10代・女性”だったことや、マスクに関するストレスについて「素顔を出すこと」と答えた人の割合が18,19歳女性で70.0%の回答があったことが印象的です。

[日本インフォメーション(2022)「~マスク生活が長期化した今を読み解く~ マスク着用の意識・行動調査」]

[日本インフォメーション(2022)「〜マスク生活はどこまで続く~ マスク着用の意識・行動調査」]

[ビッグローブ(2023)「若年層のマスク着脱に関する意識調査」]

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